新庄監督、就任会見での“7つの宣言”達成状況は? タレント育成の“予備軍”着々
「選手全員を1軍の舞台に立たせる」は達成
宣言4:全員横一線でスタート【◎】
会見時点で「僕が監督になって、全員がドラフトにかかった選手だと思っているので、レギュラーなんか1人も決まっていません」と語っていた選手起用にも注目が集まった。実際、オープン戦初戦ではエースの上沢直之投手に「代理監督」を任せたり、“ガラポン”で打順を決めたり、斬新すぎる起用法が話題に。
宣言5:選手全員を1軍の舞台に立たせる【◎】
「僕、至らんことよく上げるから」と、ジョーク交じりに自身のSNS発信についても触れていた。会見終了の翌日には早速SNSを更新し、「来年シーズンが始まり僕と一緒に戦って行く選手全員を1回はあの大歓声の1軍のグランドに 立たせる事をここで約束します」と宣言。その言葉通り、昨季は怪我で戦線離脱していたジョン・ガント投手を除いては、支配下登録の選手全員に1軍の舞台を経験させた。
宣言6:選手と一緒に天井から降りたい【☆】
新庄剛志“選手”として現役時代にも、札幌ドームの天井から降りるパフォーマンスをして話題をさらった。監督就任にあたり、そのパフォーマンスの再現方法について問われると「まあ天井から降りたいなとは思いますね。しかもオレだけでなく選手も一緒にね」と話していた。大注目の本拠地開幕戦では、その予想をはるかに超えるパフォーマンスを披露。最後に登場した指揮官は、なんと「空飛ぶバイク」に乗って登場した。
宣言7:監督兼外野守備コーチという気持ちでやる【○】
昨季からGMに就任した稲葉篤紀氏に「GM兼左バッター専用打撃コーチをやってください」と会ったときに話し、自身は「監督兼外野守備コーチ」の気持ちを持って戦うと宣言。オープン戦では、アウトカウントに関係なく外野手に全力送球での中継プレーを徹底させた。
今季、新球場でどのようなスタートを切り、シーズンを戦い抜くのか、すでに2023年の開幕が待ち遠しい。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)