薬物使用のお騒がせ男、甲子園沸かせた元助っ人も…母国戻り「中南米野球の頂点」に
カリビアンシリーズはドミニカ共和国代表のリセイが優勝
中南米各国で行われている冬季リーグの覇者を集めて行われる「カリビアンシリーズ」の決勝が10日(日本時間11日)に行われ、ドミニカ代表のティグレス・デル・リセイがベネズエラ代表のレオネス・デル・カラカスを3-0で下して優勝した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によれば、史上最多となる11度目の頂点だ。
記事が「死んだ魚のような球を投げる」と評する37歳ベテラン右腕のシーザー・バルデスが6回1/3を投げ被安打3本、6奪三振の好投を見せた。バルデスは今後、エンゼルスのキャンプに招待選手として参加し、開幕メジャーのイスを争う。
バルデスは2020年から2年間、オリオールズで投げていた際にチェンジアップを多用しており、そのあまりの捉えどころのなさに、チームメートが「死んだ魚」と呼んでいたのだという。
優勝したリセイは、決勝戦のオーダーにも「3番・一塁」でヤマイコ・ナバーロ(元ロッテ)、「5番・左翼」にメル・ロハスJr.(元阪神)とかつての助っ人が名を連ね、歓喜を味わった。そして「2番・二塁」にはメジャー通算2639安打のロビンソン・カノの名前も。メッツ時代の2020年オフに薬物使用が発覚し、1年間の出場停止処分を受けたこともある“お騒がせ男”は40歳にして、このシリーズ初優勝だという。
(Full-Count編集部)