大谷翔平のWBC出場に全幅の信頼「心配してない」 エ軍監督、侍Jにも敬意「特別」
ネビン監督がバッテリー組の集合日に報道陣に対応「日本代表でのプレーは特別なこと」
エンゼルスのフィル・ネビン監督はバッテリー組の集合日となった14日(日本時間15日)、日米報道陣の取材に応じ、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する大谷翔平投手について、「彼の準備は全く心配していない。日本代表としてプレーすることは特別なことだ」と全幅の信頼を寄せた。
ネビン監督自身も1992年に米国代表としてバルセロナ五輪に出場した経験を持つ。エンゼルスからは米国代表のトラウトをはじめ、サンドバルら多くの選手が出場する予定となっているが、気持ち良く送り出すつもりだ。「私の中で最も素晴らしい経験の1つだ。選手たちは国を代表してプレーする機会を得た。私は彼ら(WBCに出場するエンゼルスの選手たち)について何も心配していない。プレーしてほしいし、楽しんでほしい。彼らのことを信頼している」。
これまでに指揮官はWBC期間中の大谷の二刀流起用についてもGOサインを出している。大谷は3月1日からチームを離れる見通しだ。「多くの選手がチームを離れることになるが、彼らは離れている間に、何をすべきかわかっている。チームに戻ってきた時に、話を聞くのが楽しみだ」と、再合流後を心待ちにした。
今季の先発ローテーションについても言及。大谷をはじめ、新加入のアンダーソン、サンドバル、スアレス、デトマーズら左腕が揃う。この5投手には中5日で回ってもらう予定だ。「キャニングは昨年全休したが、トレーニングの強度を上げている。ロドリゲスも順調だ。デビッドソンやバリアを含め、その役に適している選手がたくさんいる。従来の先発6人制になるかどうかはわからない。ショウヘイについては特にだが、我々の先発投手は準備が出来ているときに登板する。だからこの枠はスイングマンが担うことにもなり得る」と、先発投手の起用法について言及した。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)