前田健太「試合でも投げられる」 右ひじ手術から1年半…ユニ姿に感慨「楽しかった」

投球間隔を制限する新ルールに悪戦苦闘「意外としんどい」

 投球練習の途中でコーチからアドバイスを受ける場面も見られた。「僕の場合、焦って10秒とか余ってるのに動き出したりしてるので、もうちょっとゆっくりでいいよって(言われた)。残り2、3秒ぎりぎりのところでやるのは怖いって思っていたんですけど、そういうことも必要かなと思う。それは慣れていくしかないかなって思います」と新ルールへの対応の必要性を痛感していた。

 さらに、牽制球が2回に制限されるなど、投手への負担が大きい新ルール。高い守備力と野球センス抜群の前田でも、慣れるには少し時間を要しそうだ。キャンプ地の本球場にも、バックネット裏2か所にタイマーが設置されており、オープン戦から本格的に取り組むことになる。34歳右腕は「今までと違う野球というかピッチングになってしまいますけど、時計を見ながらうまく投球のタイミングとかはやらないといけない。できればルールに苦労するよりも、気にせずにやれる感覚というのは持ちたいなって思っています」と意気込みを示した。

 完全復活を期す今季の目標は「1年間ローテーションを守ること」。そして、こうも続けた。「その後にしっかりと結果を残すことが大事になってくると思うので、たくさん勝って、いい防御率でシーズンを終えることが最大の目標ですね」。

【実際の動画】「試合でも投げられる」 捕手のミットを激しく叩いた前田健太の力強い投球動画

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