藤浪晋太郎を指揮官ベタ褒め「楽しい投球」 緩急自在…“デビュー”からハート鷲掴み

ブルペン投球を行ったアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:球団提供】
ブルペン投球を行ったアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:球団提供】

アスレチックス・コッツェイ監督「非常に印象的。見ていて楽しい投球」

 アスレチックスのマーク・コッツェイ監督が17日(日本時間18日)、米アリゾナ州メサの球団施設で取材に応じ、前日にキャンプイン後初のブルペン投球を行った藤浪晋太郎投手について「非常に印象的だった。見ていて楽しい投球だった」と語った。ブルペン投球翌日となった藤浪はこの日、キャッチボールや牽制の練習など軽めのメニューを消化した。

 前日の藤浪の投球をフォーストGMらと共に見守ったコッツェイ監督は「全ての球種が素晴らしかった。カーブはブレーキが効いていたし、スプリットも良かった。真っすぐに勢いもあったし、打者のタイミングを外す武器を持っている」とべた褒め。時折、うなずいたり首を振ったりと感情豊かに投じた藤浪の姿に「ブルペンの投球練習であっても勝負しているような感じを見せていた。うまくいかなかった時に感情を出すことは悪いことではない」。闘志を前面に押し出した姿に感心した様子だった。

 アスレチックスには多くの先発候補がおり、藤浪もその有力候補の1人。コッツェイ監督はキャンプ初日に「(先発ローテは)競争になる。キャンプで見極めていくことになる」と話すなど、競争を歓迎している。藤浪をはじめメジャー経験の少ない若手投手も多く、通常の5人ローテではなく6人ローテを導入する可能性も検討する首脳陣。まずは上々の“ブルペンデビュー”で指揮官の心をつかんだ。

(Full-Count編集部)

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