“撮影者”ダルビッシュに「力みながら投げてしまった」 佐々木朗希、立場逆転で苦笑い
ダルビッシュからは「スライダーが良くなってると言ってもらえました」
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が19日、宮崎キャンプで初めてブルペン入りし、37球を投げ込んだ。球を受けた甲斐拓也捕手の後方には、チームメートが集結。撮影していた“カメラマン”ダルビッシュ有投手には「いい球なげなきゃなと思いながら、力みながら投げてしまいました」と苦笑いで振り返った。
前日18日はメジャー右腕にカメラを向けたが、一夜明けて今度は自らが注目の的に。「(捕手の)後ろにたくさん(チームメートに)見られた中で、力が入ったり緊張したりしたんですけど、どうにか30球程度投げられてよかった」と振り返った。
投球後はダルビッシュと会話を交わす場面も。「全体的な感覚、感想の話し合い、そんなところです。スライダーが良くなってると言ってもらえました」。チーム最年長を頼り、細かくコミュニケーションを取りながら「感覚や意識的なところで聞いたことを、うまく自分のものにできている」と手応えもある。
指のかかり具合を気にするシーンもあったが「集中してできていると思います」と実感。この日の最速は156キロだったといい、本大会に向け徐々にアジャストしていく。