度重なる故障で「弱った状態に」 復活目指すエ軍“329億円男”の苦悩「つらかった」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

怪我からの完全復帰を目指すエンゼルスのレンドン

 故障が続くエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が、苦悩を明かした。20日(日本時間21日)、米アリゾナ州テンピで行われているキャンプで報道陣に対応し、怪我で満足にプレーできなかった2年間を振り返った。

 ナショナルズ時代は2016年から4年連続で20本塁打以上を放ち、2019年には34本塁打、126打点で打点王のタイトルも獲得した。2020年から7年総額2億4500万ドル(約329億円)でエンゼルス入りも、直近2年は長期離脱が続いている。

 昨年6月には右手首手術を受け、シーズン最終盤には2試合に出場したが、まだ手術の影響は残っているようだ。近況については「リハビリ中だ。通常のオフと同様、可能な限り(身体を)強くしている状況だ」と語る。オフには過去に手首の怪我や手術をした選手らから、アドバイスも貰ったという。

 移籍後の3年間は打率2割台で、本塁打も1ケタ台に留まっている。手首だけでなく股関節や膝なども故障し、周囲からは批判の声も上がっていた。「2年間つらかった。身体だけでなく精神的にも(疲れ果てて)弱った状態になった。手術したのに毎回悪化していったのは楽しくないことだ」と苦悩を明かす。

 今季の目標は「何よりもまずプレーすること」と前を向く。大谷翔平投手、マイク・トラウト外野手らと強力打線を形成できるか。主砲の復帰を、誰もが待ち望んでいる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY