故障に若手の台頭…青木宣親が41歳で挑んだ“改造” 五十嵐亮太氏が感じた手応え

ヤクルト・青木宣親【写真:荒川祐史】
ヤクルト・青木宣親【写真:荒川祐史】

怪我に泣いた昨季は代打起用が増加、打率も奮わず悔しいシーズンに

 今季のプロ野球で野手最年長となるのが、ヤクルト青木宣親外野手だ。41歳で迎えるプロ20年目。若手に負けずハツラツと練習に励む好打の外野手について「今年の青木は状態が良さそうですよ」と期待を寄せるのが、球団OBで野球評論家の五十嵐亮太氏だ。同時期にともにメジャーでプレーした青木の活躍を、誰よりも楽しみにしている1人でもある。

 2018年に米球界からヤクルト復帰を果たし、今季で6シーズン目。ベテラン外野手は開幕へ向け、確かな手応えを感じているようだ。「青木自身もいい感覚を掴んでいるようでした」と五十嵐氏は話す。

 ヤクルト復帰後は打線上位を担いながら、プレー面でも精神面でもチームの支柱として活躍。中堅・左翼でスタメン出場を続けてきたが、昨年その状況に変化が起きた。開幕戦こそ先発出場したが、打撃の調子が上がらず。山崎晃大朗外野手や濱田太貴外野手にスタメンの座を譲ることが増えた。シーズン後半は代打起用に故障も重なり、81試合の出場にとどまった。1軍に定着した2005年以降では初めて打率.250に届かず(.248)。チームがリーグ連覇を飾った一方で苦しいシーズンを送った。

動作解析で見つけた修正ポイント「調整するのはさすがですね」

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