侍J合流前に起きた異変 鈴木誠也のWBC出場は不透明、地元解説も曇り顔「分からない」

カブス・鈴木誠也【写真:ロイター】
カブス・鈴木誠也【写真:ロイター】

鈴木は左脇腹の張りでオープン戦の先発メンバーから外れた

 カブスの鈴木誠也外野手は25日(日本時間26日)、練習中に左脇腹の張りを訴えたためにオープン戦初戦となるジャイアンツ戦への出場を取りやめた。「4番・右翼」での先発出場が予定されていた。今後は、数日中に磁気共鳴画像装置(MRI)などの精密検査を受ける見込みという。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に合流間近だった鈴木が、アクシデントに見舞われた。試合前の全体練習に通常通り参加し、守備練習も行ったが、フリー打撃途中に異変を訴えて途中離脱。トレーナーを呼び寄せ、数分間、話し合いの場を持つと練習切り上げを決断した。硬い表情で通訳と共にクラブハウスへ戻ると、試合開始の約1時間前には球団から欠場が発表された。

 ロス監督はこの日の試合前、鈴木のWBCへ向けた調整について「彼が必要と感じるなら、それに沿えるように打席数を与えたい」と言及。日本代表合流に向けて全面的に協力する意向を示していたが、左脇腹の張りでの欠場により、今後の見通しは不透明な状況となった。

 この日のオープン戦を中継したカブスの地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の解説を務める元カブスのファウラー氏も、鈴木の欠場について触れ、「脇腹は難しい箇所。(球団が)彼をWBCに出場させるかどうかはわからなくなった」と持論を展開。日本代表、そしてカブスでも主力としての活躍が期待されるだけに患部の状態が心配される。

(Full-Count編集部)

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