3月に突入…いまだ去就未定の選手は? 諦めない山口俊、元DeNAの首位打者どうなる

巨人を戦力外となった山口俊(左)とDeNAを戦力外となった倉本寿彦【写真:荒川祐史】
巨人を戦力外となった山口俊(左)とDeNAを戦力外となった倉本寿彦【写真:荒川祐史】

山口俊と倉本寿彦はいまだ決まらず、元DeNAのメジャー首位打者グリエルも

 2023年もいよいよ、プロ野球が開幕する3月に突入した。各球団はキャンプを打ち上げ、30、31日に迫る開幕戦へ向け、オープン戦を戦っていく。そんな中、まだ去就が決まっていない大物選手たちにとっては、残り時間が刻一刻と少なくなっているのが現実だ。

 最も注目を集めているのは、元巨人の山口俊投手だ。2019年に最多勝、最多奪三振、最高勝率の3冠に輝いた右腕は、故障に苦しんだ昨季は1試合登板止まり。昨年10月に巨人から戦力外通告を受けた。1月8日に自身のインスタグラムを更新し、「まだまだ諦めずに頑張ります! もう1度奮い立たせます!」と現役続行へ意欲を見せたが、その後の報告はない状態が続いている。

 元DeNAの倉本寿彦内野手も去就が決着していない一人だ。2017年に正遊撃手として全143試合出場。その後は徐々に出場機会を減らし、昨季は44試合出場、打率.173、1本塁打、2打点に終わって戦力外通告を受けた。助っ人では日本ハムとロッテでNPB通算213本塁打をマークしたブランドン・レアード内野手、エンゼルスや阪神で活躍したジェフリー・マルテ内野手らの新天地が決まっていない。

 メジャーに目を向ければ、ドジャースから自由契約となったトレバー・バウアー投手は超がつく大物だ。レッズ時代の2020年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、同年オフに3年1億200万ドル(約139億5000万円)でドジャース入り。しかし、移籍1年目の2021年に女性への性的暴行を理由に処分を受け、メジャーでの実戦登板は2021年6月28日のジャイアンツ戦が最後となっている。

 他にも、元DeNAで2021年にはア・リーグの首位打者に輝いたユリエスキ・グリエル内野手も、7年間を過ごしたアストロズからFAになったままだ。また、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でのアピールを狙う選手たちも。オランダ代表のアンドレルトン・シモンズ内野手、ジュリクソン・プロファー内野手、ディディ・グレゴリアス内野手らは、その代表格になるだろう。

(Full-Count編集部)

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