藤浪晋太郎を敵将称賛「間違いなく力がある」 最速158キロ剛速球を警戒「いい投手」
2回は先頭から3者連続四球も無失点「いい投手は必要な時にアウトを奪える」
■エンゼルス 11ー5 アスレチックス(オープン戦・日本時間1日・メサ)
阪神からアスレチックスへ移籍した藤浪晋太郎投手は2月28日(日本時間1日)、本拠地・エンゼルスとのオープン戦でメジャー初登板。2回1安打無失点と結果を出した。エンゼルスのフィル・ネビン監督は「間違いなくボールに力がある」と称えた。
初回は最速98マイル(約158キロ)で2奪三振無失点。2回に先頭から3者連続四球を与えて無死満塁の大ピンチを招いたものの、WBC豪州代表のホワイトフィールドを97マイル(約156キロ)で見逃し三振。ソトを96マイル(約154キロ)で遊ゴロ併殺打に仕留めた。ネビン監督は「2回は制球が乱れたが、三振とダブルプレーで切り抜けた。いい投手は、必要な時にアウトを奪える。無死満塁で得点できなかったから、彼を褒めたい」と賛辞の言葉を並べた。
アスレチックスとは開幕カードで対戦する。エース格が抜けたアスレチックスは藤浪が開幕カードで登板する可能性もある。「初めての登板で注目されていて、緊張していたかもしれないが、間違いなく肩は強い」。ネビン監督は警戒心を強めていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)