ダルビッシュ、岡林に死球で「動揺してしまった」 “主力”へのアクシデントに配慮
中日との合同練習に登板、150キロ直球が岡林の右膝に直撃
野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(パドレス)が2日、バンテリンドームでの合同練習で中日相手に登板した。初回先頭の岡林勇希外野手の右膝付近に死球。「いきなり岡林選手にデッドボール当ててしまって、自分も対戦を楽しみにしていた選手だったので、中日さんの今後の状況を考えると動揺してしまって、そこからなかなかインコースに行けなかったりがありましたけど、徐々に感覚が出てきたと思います」と振り返った。
いきなり起きたまさかの光景に、グラウンドは騒然とした。1ボールからの2球目、150キロ直球が岡林に直撃。ダルビッシュはマウンドを降りて心配そうに見守ったが、岡林は自力で立ち上がることができない。両肩を支えられながらベンチ裏に下がった。
その後、1死一、二塁からビシエド、新助っ人アキーノに連続適時打を浴び2失点。球数が23球とかさみ3アウトになる前にいったんイニングが終了した。しかし2回からは修正し、高橋周を右飛、木下と龍空をいずれも遊ゴロに仕留め3者凡退。3回も先頭の田中に右前打されるも細川を左飛、大島を一ゴロ、カリステを三振に仕留めた。50球を投げて最速は153キロだった。
ダルビッシュは初回に、途中でイニングが終了したことついても言及。自らマウンドを降りたが「球数です。メジャーではスプリングトレーニングとかだと、先発ピッチャーは大体25球くらいになるとイニング打ち切りになるので。それは練習ですから」と説明した。現時点では、100%の本調子ではなかったが、「まだ、スプリングトレーニングなので。そこに関しては100に持ってこれない。シーズンも考えると。現時点ではこんなもんじゃないかと」と話した。
(Full-Count編集部)