背水のエ軍元有望株が見せる自信 “無休オフ”で「人生で一番仕上がっている」
3シーズンで打率.215のアデル「上達するために努力し続けるよ」
エンゼルスのジョー・アデル外野手が、2月25日(日本時間26日)にスプリングトレーニングの試合で本塁打を放った。低迷する元有望株は、オフに心身を強化。米メディア「ジ・アスレチック」は「できることは全てやっている」とその取り組みを伝えた。
アデルはオフの間をアリゾナで過ごした。ほぼ毎日球団施設でトレーニングを積み、体重や筋力も増加し「まさに、人生で一番身体が仕上がっている状態という言葉がぴったりだ」というほどだ。
しかし、エンゼルスの外野には、マイク・トラウト、テイラー・ウォード、ハンター・レンフローというレギュラー陣がいる。そして、ブレット・フィリップスというバックアップもいる。
アデルは「エンゼルスは、できるだけ最高のチームをフィールドに送り出したいと考えるだろう」「もちろん、僕はその中の一員でありたい。もっとうまくなって、スポットを勝ち取りたい。上達するために努力し続けるよ」と定位置奪取を誓う。
キャンプではアルバート・プホルスの助言を受けながらスタンスの改善に取り組んでいる。マーカス・テイムズ打撃コーチは「本当に運動能力が高い。でもあれこれ言い過ぎると、ロボットみたいになってしまう」「やるべきことに集中すること、そして明確な目的を持ってすべてのことを行うようにと話している」と語った。
「野球はタフだ。自分が納得のいくやり方を見つけなければならない」とアデル。かつてのトッププロスペクトも、3シーズンで計161試合に出場して打率.215、15本塁打、60打点。かつてないほどに自らを高めてきた23歳が、ポジションを奪うことはできるのだろうか。
(Full-Count編集部)