“独特パフォ”で「大谷との友情深まってる」 仕掛け人ヌートバーが明かした誕生経緯
ヌートバーが昨季「能力を出し切るぞ」の意味合いを込めて行っていた
エンゼルスの大谷翔平投手が、6日に行われた阪神との「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」でみせた“ペッパーミルパフォーマンス”が注目を集めている。セントルイスのテレビ局(の電子版)「kmov.com」は、試合前にラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)が伝授したことを明かした。両選手が披露し、7日のオリックス戦でも侍ナインがこぞって行ったことで、ファンの間でも瞬く間に浸透している。
MLB公式のマイケル・クレアー記者によれば、ヌートバーが「打ったときにちょっとしたパフォーマンスをやりたかったんだ。でも何も思い浮かばなかった。すると彼(オオタニ)が『君が最初にやったパフォーマンスをやろう』と言った。だから私が初回にヒットを打った際に、ペッパーミルのパフォーマンスを披露した。それで、それに決まったんだ」と誕生の経緯を語った。
ヌートバーは昨季中、カージナルスの同僚がタイムリーや本塁打を放った際に、ベンチ最前列でペッパーミルを回すパフォーマンスを披露していた。同僚アンドリュー・キズナー捕手が「Grinding at bats」とチーム打撃の重要性を訴えたことがきっかけで「オレたちの能力を出し切るぞ」という意味合いを込めて、ファンから贈られたペッパーミルを回し始めたのがキッカケだった。
日本のユニホームに袖を通して仲間と見せたパフォーマンスに、カージナルス公式ツイッターも「ヌートバーは旅に、胡椒挽きも持ってきたようだ」と投稿。ファンも「大谷との友情が深まっていることに注目だ」「日本人ファンはヌートに大きな期待を寄せている」「他の日本人選手も胡椒挽きのパフォーマンスをした」「非常に明るい性格だ。我々は彼を愛している」「たっちゃんカッコいい」「タツジ! ナイスだった!」と大喜びだった。