“日本戦諦めた”報道に中国監督ブチギレ 大谷攻略へ自信「トレーニング積んできた」

WBC中国代表・真砂勇介【写真:荒川祐史】
WBC中国代表・真砂勇介【写真:荒川祐史】

前ソフトバンクの真砂が中心的役割「3番・中堅」で先発へ

 今回の中国代表には、昨年までソフトバンクでプレーしていた真砂勇介外野手(現日立製作所硬式野球部)も名を連ねている。両親は中国出身だが、真砂本人は日本生まれの日本育ちで中国語は堪能でない。それでもトレーナー監督は、日本戦に3番・中堅でスタメン出場させる予定を明かした上で、「確かに彼の母国語は日本語だが、(中国語の)フレーズや単語を覚えて、言語の壁はない。もともと野球用語はユニバーサルな言語だ」と強調し、「彼には打つ方でも守る方でも期待している。クラブハウスでも中心的な役割をこなしており、彼がロースターに名を連ねてくれたことは、中国にとって非常にポジティブなことだ」と絶賛した。

 トレーナー監督自身は米カリフォルニア州出身で、現役時代は右腕投手。メジャーリーグのマーリンズのブルペンコーチや、ドミニカ共和国やプエルトリコのチームのコーチを務めた経験があると言う。侍ジャパンにとっては、過去の成績から見て“勝って当然”の相手と言えるだろうが、闘志が火花を散らす展開は望むところだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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