韓国、痛恨2連敗で1次R敗退危機 侍Jに大敗…10投手つぎ込むも投壊止まらず2戦21失点

侍ジャパンに敗れたWBC韓国代表【写真:荒川祐史】
侍ジャパンに敗れたWBC韓国代表【写真:荒川祐史】

豪州、日本に連敗し苦境に…2000年代の栄光はどこへ

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」は10日、最大の注目を集める日韓戦を行い、韓国は4-13で大敗。9日の豪州戦に続く連敗で、3大会連続の1次ラウンド敗退となる可能性が高まった。

 韓国は、日本が先発マウンドに送ったダルビッシュから先制点を奪った。3回先頭のカン・ベクホが左中間二塁打で出塁。豪州戦では喜びすぎのあまり、塁上で足がベースから離れアウトになるという珍プレーを演じたが、今回はしっかりベースを踏みしめてガッツポーズした。すると続くヤン・ウィジが左翼へ先制2ラン。さらに2死後キム・ハソンが三失で出塁すると、続くイ・ジョンフが右前適時打。この回3得点した。

 ただ、2回まで5奪三振と絶好調だった先発のキム・グァンヒョン(SSG)が3回に崩れる。源田、中村に粘られながら四球を与え球数がかさんだ。ヌートバーに中前適時打、近藤に適時二塁打を許した段階で59球を投げ降板。2番手のウォン・テインが吉田に2点適時打を浴び、逆転を許した。

 韓国投手陣はその後も失点を重ねた。5回にも近藤のソロと吉田の右犠飛で2失点。6回には4人の投手が打者9人に対して被安打4、3四死球と崩れ5点を追加された。打線は6回にパク・コンウが右翼へソロを放ったものの、焼け石に水だった。10投手をつぎ込んだが悪い流れを止められず、2戦21失点と投壊が止まらない。

 韓国は2013年、2017年の大会でも1次ラウンド敗退を喫しており、国際大会での競争力低下が叫ばれていた。2008年北京五輪の金メダルや、2009年のWBC準優勝という栄光がすっかり過去のものとなりつつある。

(Full-Count編集部)

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