佐々木朗希の剛速球は「デグロム」 世界デビューで示した“最強右腕級”の驚異的数値
対戦した打者が39スイングのうち22回空振り、衝撃の56.4%
野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手は11日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」のチェコ戦(東京ドーム)に先発して、4回途中2安打1失点で勝利投手となった。最速164キロをマークし、奪った三振は8。衝撃の“世界デビュー”には、数々の驚異的な数値があった。
MLB公式のサラ・ラングス記者は、佐々木と対戦した打者が39スイングのうち22回空振りしたことに注目。「56.4%。2020年開幕以降、MLBの1試合において35回以上のスイングで空振り奪取の割合がそこまで高い投手は1人だけ。ジェイコブ・デグロム(2022年8月7日、25/42、59.5%)」とサイ・ヤング賞2度の“最強右腕”と比較した。
さらに「100マイル以上の球を投げたのは21回。『ピッチトラッキング時代(2008年~)』のMLBで、1試合で100マイルの球をそこまでたくさん投げた先発投手のリストはこうなる」として、ハンター・グリーン(7試合)、ジェイコブ・デグロム(2試合)、ノア・シンダーガード(2試合)、ネイサン・イオバルディ、ジョーダン・ヒックス、ジェームズ・パクストンの名前を挙げた。
米データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」は、160キロ台を連発した佐々木のチェコ戦での直球の球速を紹介。ファンは「ヤバいな」「デグロムを何度も見ているみたい」「なんてこった」と驚きを隠せない様子だった。
(Full-Count編集部)