大谷翔平と比べ韓国投手陣は「恥ずかしい」 メジャー124勝右腕が嘆き「これが現実」
パク・チャンホ氏が東京五輪から感じている韓国の「球速不足」
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は、16日に行われたイタリアとの準々決勝で時速102マイル(約164.153キロ)のボールを投げた。これが韓国でも話題になっている。メジャー通算124勝のパク・チャンホ氏は、WBCで3大会連続で1次ラウンド敗退に終わった韓国代表の“球速不足”と比較し「恥ずかしいと言わなければならない」と課題に挙げている。
韓国の放送局「KBS」が伝えている。パク・チャンホ氏は同局の解説委員を務めており、ニュース番組内で「恥ずかしいと言わなければなりません。そして痛いとも。東京五輪の時も解説をしながら感じたのですが、これが韓国野球の現実ではないかと……」と驚きをもって語った。
報道では、日本は大谷以外にも佐々木朗希投手(ロッテ)が160キロを超えるボールを投げ、チェコ戦で162キロの死球を与えた時には「中継陣の反応は恐怖そのものだった」と伝えている。さらにプエルトリコとドミニカの試合でも、出てくる投手が次々に160キロを超えるボールを投げたと指摘している。「伝統的な強豪だけでなく、イギリスやイスラエルなど、相対的に弱いチームのエースも、強いチームに劣らなかった」としている。
一方で「今回のWBCが速いボールの戦場に変わったのに対し、韓国はイ・ウィリ投手(KIA)が記録した155キロが最高球速でした」と伝えている。さらに「韓国球界も徐々に球速が速くなっているが、日本よりも遅く、特に韓国と日本のリーグの上位20人を見てみれば格差は深刻だ」とも。メジャーやNPBが、ここ10年で平均球速を大きく上げたのに比べ、韓国球界の球速が伸びていないとは多くの球界OBが指摘するところ。今後は具体的な策が取られるのだろうか。
(Full-Count編集部)