ベネズエラ激痛…3度の首位打者アルトゥーベ死球で負傷交代 米記者「かなり悪そう」
WBC準々決勝・米国戦に「1番・二塁」で先発出場していた
ベネズエラ代表のホセ・アルトゥーベ内野手が18日(日本時間19日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝の米国戦で右手に死球を受けて負傷交代した。メジャーで3度の首位打者を誇る好打者の状態について、アストロズは試合中に「右手の怪我」と発表した。
2-5の5回2死二、三塁のチャンスの場面だった。ダニエル・バード投手の速球が右手付近に直撃。「1番・二塁」で先発出場していたアルトゥーベは倒れ込んで痛みに顔をゆがめると、トレーナーに付き添われてベンチ裏へと戻り、そのまま交代となった。スポーツベッティングに関する情報を提供する「The Hammer Betting Network」のコンテンツディレクターで、米メディア「The Score」の元記者アレックス・モレット氏は「かなり悪そうだ」と心配した。
昨季アストロズの世界一に貢献した32歳を襲った悲劇。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のライターで全米野球記者協会メンバーのカイル・グレイザー氏は「オーノー。制球が定まっていないバードがアルトゥーベに死球を当てた。アルトゥーベは交代する。アルトゥーベの右手か手首に当たったようだ」と嘆き、米メディア「アクション・ネットワーク」のクリス・マーフィー氏は「WBCは楽しくて、雰囲気は最高だけど、ディアスとアルトゥーベの怪我によって、チームはトップ選手を将来(WBCに)派遣することをためらうかもしれない」と懸念した。