侍は「完璧に近いチーム」 イ・スンヨプが絶賛…「韓国野球と差が広がるのは残念」
助っ人時代に経験した練習量の違い…監督就任した斗山で実践
ロッテ、巨人、オリックスと日本球界で8年間プレーし、日韓通算602本塁打を放ったイ・スンヨプ氏は、今季から韓国プロ野球の斗山ベアーズで監督に就任した。韓国代表がワールド・ベースボール・クラシックで3大会連続の1次ラウンド敗退に終わる中、日本代表「侍ジャパン」について「投手力は他国と比べても最高。完璧に近いチームだ」と絶賛した。
韓国メディア「マイデイリー」が伝えている。イ・スンヨプ氏は、日本の選手には吉田正尚(レッドソックス)のように、体格に恵まれているわけではないのに好成績を残している選手が多いことに触れ、自らの経験をもとに「日本の選手は練習量がとてつもない」と話した
さらに「練習方法と試合を見ながら、本当にすごいと感じた。今回のWBCを見るとさらに良くなっていると感じた。韓国の野球人として、差が広がるのは残念だが、改善しなければならないところは改善して、受け入れなければならないところは受け入れなければ。野球界が離れてしまったファンの心をつかむため、たくさん努力しなければならない」と、日本を参考にしたうえでの変化が必要だとしている。
記事は「汗は裏切らないという持論だ」と、イ・スンヨプ氏の考え方を表現している。今季から率いる斗山は、豪州・シドニーでのキャンプ中の練習量が他球団と比べ多かったという。これについても「最近の傾向では練習量が減っていたが、私の考えでは練習をたくさんすれば、それだけ選手が自信を持てる。バットをたくさん振った選手は違う」と狙いを話した。
代表のWBCでの不成績について、韓国野球委員会(KBO)が謝罪する辞退となっている。ただイ・スンヨプ氏は「何が良く、何が悪いと言う立場ではない。野球界の皆で、一緒に努力しなければならない」とした。記事は「この監督の斗山が今年旋風を起こすと、休息を重視する最近のトレンドが変わる可能性がある」と指摘している。
(Full-Count編集部)