侍と戦うメキシコの“怖さ”とは 朗希にアドバイス…恐怖の1番打者に「速球はダメ」

日本と準決勝を戦うWBCメキシコ代表【写真:Getty Images】
日本と準決勝を戦うWBCメキシコ代表【写真:Getty Images】

プエルトリコの記者が見たメキシコ「打線が完全に抑えられた」

 野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でメキシコ代表と戦う。今大会、メキシコは史上最強とも言われているアメリカを1次ラウンドで撃破し、準々決勝では2017年大会の準優勝チームで、今回も激戦のプールDを勝ち抜いたプエルトリコに逆転勝利している。どんなチームなのか。準々決勝を現地で生観戦したプエルトリコの記者に、話を聞いた。

「PR」ロゴの青いキャップとパーカーを着て、選手らと同じく金髪にした頭をかきながら肩を落とす。プエルトリコメディア「ラ・アカデミア・デポルティーバ」のエマニュエル・ゴンザレス記者は「悲痛な敗戦でしたが、試合の後半で非常にいい戦いをしたメキシコ代表を称えなくてはいけません」と残念そうだ。

 プエルトリコはメキシコ戦、初回にハビアー・バエズ内野手(タイガース)とエディ・ロザリオ外野手(ブレーブス)の2者連続本塁打などで4点を先制したが、その後打線が沈黙した。2点差まで迫られると、7回2死満塁からはメキシコのアイザック・パラデス内野手(レイズ)に2点左前打を浴び同点に。続くルイス・ウリアス内野手(ブルワーズ)の右適時打で勝ち越しを許した。

 ゴンザレス記者にメキシコの印象を問うと、「強さは救援陣」と答える。プエルトリコ打線は初回にフリオ・ウリアス投手(ドジャース)を攻略したが、5人のリレーでかわされ2回以降は無得点だった。「打線が完全に抑えられた」とお手上げ状態だった。

打撃も警戒「非常に勝負強いチーム」

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