侍Jが決勝で激突、米国ってどんなチーム? 先発は技巧派右腕、警戒すべき“恐怖の9番”
前回大会覇者…スーパースターが並ぶ超豪華打線
野球日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われた「第5回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の準決勝でメキシコに6-5でサヨナラ勝利し、2009年以来3大会ぶりの優勝に王手をかけた。決勝では前回王者の米国が立ちはだかる。どのようなチームなのか、分析していきたい。
脅威なのは、破壊力満点の打線だ。1番にムーキー・ベッツ外野手、2番にマイク・トラウト外野手、3番にポール・ゴールドシュミット内野手とMVP受賞者が並ぶ。4番には今大会打率.391と好調のノーラン・アレナド内野手が座る。下位打線にも昨季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバー外野手、同打点王のピート・アロンソ内野手ら、実力者が並ぶ。捕手はJT・リアルミュート捕手とウィル・スミス捕手を併用しているが、決勝では今大会8打数5安打、打率.625と好調のリアルミュートの先発が濃厚だ。
警戒したいのは“恐怖の9番”ことトレイ・ターナー内野手だ。サイクル安打を3度達成し、盗塁王に2度、首位打者にも1度輝いている巧打者だが、チームはタレント揃いということもあって、直近3試合は9番でスタメン出場している。18日(同19日)の準々決勝のベネズエラ戦では2点ビハインドの8回に逆転満塁弾を放って、劇的勝利を導いた。翌19日(同20日)の準決勝キューバ戦でも2本塁打を含む3安打4打点と絶好調だ。