侍Jが決勝で激突、米国ってどんなチーム? 先発は技巧派右腕、警戒すべき“恐怖の9番”

先発は“技巧派”メリル・ケリーが濃厚

 先発はメリル・ケリー投手が濃厚だ。韓国球界を経てメジャーデビューした“逆輸入右腕”としても知られる。2010年の米ドラフト8巡目でレイズ入りするも、メジャー昇格には届かず2014年12月にKBO(韓国プロ野球)のSK(現SSG)と契約。KBOの4年間で計48勝をマークし、ダイヤモンドバックスに入団すると2019年にメジャーデビューし13勝。昨季は13勝8敗、防御率3.37、WHIP1.14の成績を残した。

 今大会は15日(同16日)のコロンビア戦に先発し、3回2失点だった。今大会で先発を担ってきた米国の投手(アダム・ウェインライト、ランス・リン)と比べると最も実績が少ない投手とも言える。平均球速は149キロと、メジャーの中では低く、チェンジアップ、カットボール、シンカー、カーブをバランス良く投じる“技巧派投手”だ。球速という点では、日本の打者の苦労は少ないかもしれない。

 米国と日本のWBCでの対戦はこれで4度目で、通算成績は米国が2勝(2006年、2017年)、日本が1勝(2009年)となっている。大谷翔平投手(エンゼルス)、ダルビッシュ有投手(パドレス)らを擁して悲願の優勝を狙う侍ジャパンは、このスター軍団を破ることができるか。

(Full-Count編集部)

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