大谷翔平、世界一でも忘れぬ“敬意” 韓国も台湾も「どこが勝っても不思議ではない」

シャンパンファイトを楽しむ侍ジャパン・大谷翔平(左)と栗山英樹監督【写真:Getty Images】
シャンパンファイトを楽しむ侍ジャパン・大谷翔平(左)と栗山英樹監督【写真:Getty Images】

恩師・栗山監督にも感謝「また一緒に野球をするとは。最高の形で終われた」

 14分のMVP会見。最後に頭を下げたのは恩師の栗山英樹監督だった。決勝戦は「3番・指名打者」での先発出場からDH解除する異例の登板。5回終了後からブルペンを行ったり来たりしたが、登板に向けた準備などは全て一任されていたという。

「2016年に日本一になりましたけど、また一緒に野球をするとは思ってなかった。いい経験をさせてもらいましたし、最終的に最高の形で終わることができて、素晴らしい大会、自分にとって最高の経験になったと思います」

 WBCのMVP――。世界最強選手の称号を手にしても「通過点」と決して自惚れることはない。水原一平通訳によると、22日(同23日)にエンゼルスのキャンプ施設に戻るという。

「間違いなく今までの中でベストな瞬間じゃないかなと思います。今日勝ったからと言って、その目標が達成されているわけではない。これは1つの通過点として、もっともっと頑張っていきたいですし、これからシーズン始まるので、そこに向かっていきたい」

 メジャーの長いシーズンが開幕する9日前に迎えた歓喜。ただ、大谷翔平はまだまだ燃え尽きることはなさそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY