DeNA新加入の大物助っ人は「最高経営責任者」 YouTube登録者50.6万人の“別の顔”
年会費220万円…超豪華、個人ファンクラブの中身とは?
さらに、ベイスターズでは、バウアーの個人ファンクラブ「TREVOR BAUER OFFICIAL FANCLUB」を開設。年会費をVIPコース220万円、DELUXEコース33万円と設定した。楽天・田中将大投手が8年ぶりに日本球界に復帰した2021年、球団が開設した個人ファンクラブ「マー君クラブ」が10人限定で年会費180万円だったのに比べても、かなりの高額設定と言える。それでも、球団ビジネス統括本部マーケティング部ファンクラブグループの五十嵐洋太グループリーダーは「外国人選手として過去にいなかったレベルの選手であることは間違いない。金額に見合ったサービスを用意していると考えています」と説明した。
VIPコースでは年に1試合、横浜スタジアムのVIPルームで観戦(会員を含め6人まで利用可)ができる。当日は球団指定の場所までリムジンで出迎え、バウアーの登板日と登板日前日には試合使用球に直筆サインを入れてプレゼント。それ以外の日にはバウアーのMeet&Greet(著名人と一般のファンが直接交流できるイベント)を実施、その他にハマスタでの公式戦58試合分の内野指定席SSペアチケットなど様々な特典がある。
UCLAでは工学部で学んだ“インテリ”のバウアーだが、マウンドに上がると“闘士”へ一変する。インディアンス(現ガーディアンズ)時代には、KOされた自身へのふがいなさから、投手交代の際にボールをバックスクリーンへ向かって大遠投した逸話の持ち主だ。そもそもウォームアップで140メートル以上の遠投を行うという強肩でもある。そんな逸話に球団関係者は「KOされた時ではなく、勝利のセレモニーの時に披露してくれるといいですね」と笑う。周囲はユニークかつ多彩な“別の顔”が、いい形で披露されることを楽しみにしている。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)