ヌートバーと吉田正尚の“意外な縁” カ軍が獲得狙うも…WBC前に交錯していた運命
WBCでヌートバーと吉田は“共闘”も、カ軍でチームメートとはならず
カージナルスは今オフ、オリックスからポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を表明していた吉田正尚外野手の獲得を見送ったと、米地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」が報じている。カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「球団内部で話し合った」としているが、獲得に至らなかったのはラーズ・ヌートバー外野手らの存在があったからだという。
モゼリアック編成本部長が「(吉田が)戦力的にフィットしないと考えた」と話す理由は、すでにヌートバーや超有望株のジョーダン・ウォーカー外野手らが在籍していたからだ。最終的に吉田はレッドソックスと5年総額9000万ドル(約124億円)の契約を結び、WBC準決勝のメキシコ戦で値千金の同点3ランを放った。
カージナルスは、これまでに韓国球界のスター選手であったキム・グァンヒョン投手、オ・スンファン投手らを獲得してきた。ただ、日本人選手は2002年の田口壮外野手以来、契約に至ってない。今回も「カージナルス吉田」は幻だったが、奇しくも、野球日本代表「侍ジャパン」でヌートバーとチームメートになり“共闘”していた。
(Full-Count編集部)