阪神に現れた右の大砲、WBCの裏で“新顔”が高評価…セイバー目線のOP戦セMVP

燕ドラ1吉村は防御率0.53の安定感、阪神・石井は驚異の奪空振り率

 セ・リーグ投手のRSAAランキングは以下の通り

吉村貢司郎(ヤクルト) RSAA4.14、登板5、イニング17、防御率0.53、WHIP0.88、奪三振率11.65、奪空振率12.3%
小笠原慎之介(中日) RSAA4.10、登板3、イニング13、防御率3.46、WHIP1.54、奪三振率7.62、奪空振率6.4%
福谷浩司(中日) RSAA3.43、登板3、イニング15、防御率1.20、WHIP0.93、奪三振率4.80、奪空振率4.8%
石田健大(DeNA) RSAA3.05、登板3、イニング15、防御率3.00、WHIP1.20、奪三振率10.20、奪空振率13.8%
石井大智(阪神) RSAA2.96、登板8、イニング9、防御率0.00、WHIP0.22、奪三振率9.00、奪空振率23.5%

 ドラフト1位ルーキーが最も高い指標を示した。吉村は5度の登板のうち4度先発登板。多彩な変化球を持ち、全ての球種で空振りが取れる投球術を披露。奪空振り率は12.3%と高水準だ。ヤクルトのローテーション入りも確実と言える活躍を見せた。

 石井は8登板し、少ないイニングの中で多くの空振りを奪取。奪空振り率は23.5%と驚異的な数字を残した。29人の打者に対して許した出塁は2人と安定感もあった。阪神では現役ドラフトで入団した大竹耕太郎もRSAA2.22と好成績を残した。

 ランキングに出ていないチームにおけるwRAA1位投手は以下の通り。

巨人:直江大輔 RSAA2.73、登板5、イニング6回2/3、防御率1.35、WHIP0.60、奪三振率5.40、奪空振率14.1%
広島:大瀬良大地 RSAA2.21、登板4、イニング13回1/3、防御率2.70、WHIP0.83、奪三振率8.78、奪空振率14.8%

 セイバー指標で選ぶセ・リーグのオープン戦MVPとして、打者部門は森下翔太(阪神)、投手部門は吉村貢司郎(ヤクルト)のルーキーを推薦する。

【動画】左中間へ強烈な一発! 阪神ドラ1森下のオープン戦3号

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