先発転向の右腕は“敵なし状態”、覚醒間近の剛腕20歳… セイバー目線のOP戦パMVP
ハムのドラ1矢澤は打撃で片鱗、西武のドラ1蛭間は苦戦した
ルーキーで打席数を与えられた上位の選手を見てみよう。
矢澤宏太(日本ハム) 36打席、OPS.680
蛭間拓哉(西武) 33打席、OPS.345
奈良間大己(日本ハム) 25打席、OPS.492
茶野篤政(オリックス) 23打席、OPS.623
最も打席数を与えられたのは日本ハムのドラフト1位矢澤宏太。持ち前のスイングスピードと抜群の走力で長打を稼げる打力の片鱗を見せた。左腕で150キロ超のスピードボールが投げられることから投手としての起用もあり、3試合3イニング、打者12人に対し奪三振1。被安打は0だが、四球4とコントロールに苦しんだ。現状、奪空振り率4.0%では、投手としての起用は厳しいか。
日本ハムのドラフト5位、奈良間大己は昨年入団の上川畑大悟とショートのポジション争いをするまでの存在となりうるか。蛭間はドラフト1位入団の大卒外野手。33打席を任されたが、4安打で長打0、三振14と期待に沿う結果は残せなかった。オリックスの茶野は育成ドラフト4位で入団。オープン戦で23打席に立ち、6安打1四球、OPS.623を記録。その結果が認められ3月24日に支配下登録された。
パ・リーグ投手のRSAAランキングは以下の通り
平良海馬(西武) RSAA4.23、登板4、イニング17、防御率0.00、WHIP0.41、奪三振率8.47、奪空振率14.0%
東浜巨(ソフトバンク) RSAA4.09、登板4。イニング17回1/3、防御率2.60、WHIP1.27、奪三振率6.75、奪空振率9.4%
松本裕樹(ソフトバンク) RSAA3.39、登板6、イニング6、防御率6.00、WHIP1.50、奪三振率9.00、奪空振率14.4%
高橋光成(西武) RSAA2.73、登板3、イニング10、防御率3.60、WHIP1.20、奪三振率13.50、奪空振率11.5%
山下舜平大(オリックス) RSAA2.69、登板4、イニング15回1/3、防御率2.35、WHIP0.59、奪三振率13.50、奪空振率18.7%