165キロの爆速球が「ミット痛めつけた」 お騒がせの“人類最速左腕”が「復活だね」
チャップマンが2点を追う9回に登板して3者連続三振を奪った
■ツインズ2-0ロイヤルズ(日本時間2日・カンザスシティ)
「人類最速左腕」の称号を持つロイヤルズのアロルディス・チャップマン投手の“爆速球”は健在だった。1日(日本時間2日)のツインズ戦に登板して1回を3者連続三振。102.5マイル(約165.0キロ)に打者は手が出ず見逃し三振を奪い、ファンは「100マイル以上の球で3者三振はばかげてる」「(100マイル連発で)キャッチャーミットを傷めつけたね」と反応した。
チャップマンは0-2の9回から登板。先頭のホセ・ミランダを100.8マイル(約162キロ)で空振り三振、カイル・ファーマーを102.5マイル(約165.0キロ)、ジョーイ・ギャロを99.7マイル(約160.5キロ)でいずれも見逃し三振と剛速球で圧倒した。
2019年に最優秀救援投手賞(マリアノ・リベラ賞)を受賞し、7度の球宴選出を誇るも、2022年はシーズン途中で守護神を剥奪された。タトゥーを入れた際に足の感染症を起こしたり、練習の無断欠席など“お騒がせ”も多かったが、持ち味は衰えていない。ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏のツイッターが映像を公開すると「まだイケる!」「復活だね」「スピードガンがいかれてる」「101マイルという計測を見て、衰えた? と思われる数少ない投手」といった声が寄せられた。