神戸弘陵が女子高校野球の日本一 「選抜」決勝で花巻東下す…東京ドームに笑顔と涙

第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会を制した神戸弘陵ナイン【写真:佐々木亨】
第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会を制した神戸弘陵ナイン【写真:佐々木亨】

昨年は決勝で福井工大福井に惜敗…4年ぶり3度目の頂点

「第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会」の決勝が2日、2年続けて東京ドームで行われ、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)を6-0で下し4年ぶり3度目の優勝を果たした。神戸弘陵は昨年の大会、決勝で福井工大福井に延長戦の末敗れており、2年越しの頂点だ。グラウンドには笑顔と涙があふれた。

 神戸弘陵は初回「1番・捕手」の田垣朔來羽(そらは)が三塁打でいきなりチャンスを作ると、「2番・左翼」で出場した堀みずほの遊ゴロの間に生還して先制した。その後は両軍得点なく進んだものの、5回に四球と安打、犠打で1死二、三塁の好機を作り、「3番・二塁」の三村歩生が左翼へ2点二塁打を放ち3-0とリードを広げた。

 6回には無死一塁から代打出場した飯島弥沙音が左翼へ適時二塁打し4点目。さらに2点を追加し6-0とリードを広げた。投げては先発した樫谷そらが3回を1人の走者も出さずにピシャリ。2番手の伊藤まことも、4回無失点の好投で続いた。

 花巻東は、6回まで無安打に抑えられたものの7回、1死から「3番・DH」の和久本結華が遊撃への内野安打で出塁。さらに2死一、二塁の好機を作り食い下がった。「2番・二塁」で先発した佐々木秋生(しゅう)の兄で、今秋のドラフト候補として注目される佐々木麟太郎内野手ら、男子野球部員もスタンドから大きな声援を送ったものの及ばなかった。

(Full-Count編集部)

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