なぜHRの大谷翔平にバスケの麦わら帽子? 顔埋もれる…同僚明かす“新儀式”の真相
「バスが注文していた特別なものが待っている」エ軍同僚フィリップスが説明も…
■エンゼルス 6ー0 アスレチックス(日本時間3日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地・アスレチックス戦で今季初本塁打をマークした。「3番・指名打者」で先発出場し、5回の第3打席で特大1号ソロ。前を打つ2番・トラウトと2者連続アーチをかけ、チームの2連勝に貢献した。毎シーズン注目を集める本塁打セレブレーションだが、今回はプロバスケのゴールデンステート・ウォリアーズの“麦わら帽子”だった。
ちょっとだけ照れくさそうだった。大谷は悠々とダイヤモンドを一周した後に麦わら帽子を被された。あまりの頭の小ささで帽子が顔全体を覆う。一時的に全く前が見えない状況となった。エンゼルスのベンチはお祭り騒ぎだった。
昨年は本塁打後にカウボーイハットを被る儀式が行われた。「クオリティ・コントロール・コーチ」のティム・バス氏が発案したものだった。しかし、今回はサンフランシスコを本拠地とする強豪チーム・ウォリアーズのモノ。大谷に麦わら帽子を被せたムードメーカーのブレット・フィリップス外野手が舞台裏を明かした。
「本塁打セレブレーション用のハットがなかったから、バスが選んだのだと思う。僕たちが本拠地に戻れば、バスが注文していた特別なものが待っていると思う。被るのを楽しみにしているよ」
ただ、本塁打儀式で使うハットがシーズン開幕に間に合わなかっただけのようだ。
それでも、この日はオハッピーのメジャー1号に始まり、トラウタニ弾と麦わら帽子は“大忙し”だった。トラウトは「僕はシクサーズのファンなんだ。あの帽子にはウォリアーズと書いてあったが、とにかく楽しかったよ」とお気に入りの様子。エンゼルス加入後初めてトラウタニ弾を目の当たりにしたフィリップスも、「ベリーエキサイティング。僕は数年間、彼らとは対戦する立場だった。対戦相手として、外野で見ていたからね。みんな今打撃が絶好調だから、見ていて楽しいよね」と声を弾ませた。
ウォリアーズは昨年4年ぶり通算7回目の優勝を飾った。今季は2014年以来のポストシーズン進出を目指すエンゼルス。このまま常勝チームにあやかってみても!?
(小谷真弥 / Masaya Kotani)