韓国代表「弱体化」の要因は? 元助っ人が分析…敗れた国と正反対の“考え方”
元オリックスのク・デソン氏はシドニー五輪の日韓戦で完投勝利
3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、韓国代表は3大会連続の1次ラウンド敗退に終わった。かつて代表が強く、日本とも互角以上に闘っていた時代の選手はどう思っているのだろうか。2000年のシドニー五輪、日本との3位決定戦で完投勝利を挙げ銅メダルに輝き、オリックスでも活躍したク・デソン氏が、問題点を指摘している。
韓国紙「イルガンスポーツ」の取材に答えたもの。記事は今回のWBCについて「日本が決勝で米国を破って優勝したのを、羨望の眼差しで見つめるしかなかった」とし「日本キラーとして名声を得たク・デソンにもこれは衝撃的だった」と続けている。
ク・デソン氏は「私たちの時と代表チームを比較するのは無理がある。時代が変わった」としている。今大会、韓国が7-8で敗れた豪州代表と比較し、現在の代表チームの問題点を感じている。
現在豪州に住むク・デソン氏はこの冬、冬季リーグで53歳にして現役復帰を成し遂げた。その上で、豪州代表が東京都府中市などで準備キャンプをしっかりしたことや、現地に溶け込み、楽しむ様子をSNSなどに投稿していたことに触れ「豪州に住んで14年目になる私には、とても豪州らしい姿だと感じられた」としている。その上で「韓国代表なら、このような姿を見せてはくれなかっただろう。大会が近づくと練習また練習で、外出もほとんどしない」と、違いを指摘した。