韓国代表「弱体化」の要因は? 元助っ人が分析…敗れた国と正反対の“考え方”
豪州に住んでいるからこそ分かる韓国との違い「謝罪が続いて残念」
豪州代表のこのような姿勢は、普段の生活に通じているのだという。「豪州では運動する時は運動、勉強する時は勉強に集中する。コーチの私にいたずらをしても、練習時間は集中して練習に没頭する。試合で相手に実力が及ばなくても『一度やってみよう』と闘志を燃やす。スポーツを楽しむという気持ちが強い」のだという。
「一方で韓国は「必ず勝つべき」という野球をする。特に歴史的な因縁が深い日本相手には『とにかく勝たなければならない』という雰囲気だ」とした。
その視線で今回の代表チームを見ると、苦しい現状が浮かび上がってくる。「今回のWBC代表チームも『勝たなければならない』というプレッシャーの中で、心身ともにとても緊張しただろう。最善を尽くしたのに『間違っていた』『申し訳ありません』と選手の謝罪が続くのを聞いて、とても残念だった」としている。
大会後、韓国では代表チームに対する批判の声が巻き起こった。これについてもク・デソン氏は否定的で「特定の誰かに問題を押し付けるのが、何の役に立つというのか。間違った点は認め。良い部分には称賛と励ましを送ろう。選手だけではなく、野球人が皆一緒に解決しなければならない」と、しっかり消化して前に進むべきだとしている。
(Full-Count編集部)