千賀滉大に勇気与えた「俺がついてる」 初登板の大ピンチ…453億円男の“気遣い”
初回の大ピンチしのいだ裏に…遊撃を守るリンドーアの励まし
■メッツ 5ー1 マーリンズ(日本時間3日・マイアミ)
今季からメッツでプレーする千賀滉大投手は、2日(日本時間3日)に敵地で行われたマーリンズ戦でメジャー初登板初勝利を挙げた。この快投を支えたのが、10年総額3億4100万ドル(約453億円)という巨額契約のもとでプレーし、この日は「3番・遊撃」で先発したフランシスコ・リンドーア内野手だった。
千賀は初回、先頭からの連打で1点を失った。さらに連続四球で無死満塁のピンチ。ここからユリ・グリエル(元DeNA)とヘスス・サンチェスから「お化け」と称されるフォークボールで連続三振を奪うなどして、最少失点で切り抜けた。
この場面について試合後の千賀は「ピンチを迎えてから逆に冷静になれた感じです。ストライクも入らないし、試合を壊すだけなので、自分がやるべきことというアプローチを強く持てた」と語る。さらに「だんだんだんだん、この舞台に慣れてきた。コーチもそうですし、フランシスコ(リンドーア)はずっと声をかけてくれた」と、仲間の支えが大きかったと振り返る。終わってみれば5回1/3を投げ被安打3、1失点、8奪三振という上々の結果だった。
メッツの地元紙「ニューヨーク・ポスト」や「デイリーニュース」が伝えたところによると、リンドーアは初回のピンチで「俺がついているぞ。謝らなくていいんだ」と励ましたという。453億円男の“気遣い”に導かれた千賀。これからさらに能力を発揮してくれるはずだ。
(Full-Count編集部)