ダルビッシュと投げ合った平安左腕が高校野球の監督に “奇跡”をつかんだ一通の手紙
滝川二には最速149キロのドラフト候補・坂井陽翔投手(3年)が在籍
今年のチームには最速149キロを誇るドラフト候補の右腕・坂井陽翔投手(3年)が在籍。名投手だった新監督の指導にも注目が集まっている。対外試合が解禁となった3月4日には、今年の選抜で準優勝を果たした報徳学園(兵庫)と練習試合を行い2-6で敗れ、先発した坂井は3回6安打4失点と打ち込まれた。
「素晴らしい能力は持っている。ただ、対バッターの駆け引きだったり覚えることはたくさんある。逆に言えば伸びしろはまだまだあると思っています。球数を少なくして、楽にアウトを取る。考えて野球をやることができれば。私としても楽しみですね」
激戦区の兵庫で勝ち上がることは容易ではない。報徳学園、神戸国際大付、社、明石商業、育英、東洋大姫路など実力校が立ちはだかる。服部新監督が目指すのはバッテリーを中心とした守り勝つ野球だ。
「誰かを手本にすることなないが、平安で教わってきた『点を取られなければ負けない』という思いは私も同じ。守備を強化して攻撃に移る。甘いと言われるかもしれないが、今年の夏から甲子園を目指していく。能力の高い子は揃っている」
服部新監督は兵庫春季大会から正式にユニホームを着用し采配を振る。古豪復活へ。夢を叶えた男の挑戦は始まったばかりだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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