5試合で5人起用…DeNAの遊撃争いが超激化 ドラ3新人を指揮官称賛「うまくつないだ」
林琢真は5日の巨人戦に「2番・遊撃」でフル出場、2つの犠打を決めた
■DeNA 2ー0 巨人(5日・横浜)
5日に本拠地・横浜スタジアムで行われた巨人戦に2-0で競り勝ち、ようやく今季初白星を挙げたDeNA。遊撃のポジションは、開幕からの5試合で早くも5人が入れ替わり立ち代わり守っている。この日はドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(駒大)が「2番・遊撃」でフル出場。送りバントを2つ決めるなど持ち味を発揮した。
ここまでDeNAのスタメン遊撃手は森敬斗内野手が2度、中日からトレードで加入した京田陽太内野手が2度務めた。試合途中に大和内野手、柴田竜拓内野手が就いたケースもあった。
林は駒大時代には主に二塁を守っていたが、DeNAではそこに4番を打つ牧秀悟内野手がいる。3月31日の阪神との今季開幕戦では、相手先発の青柳晃洋投手対策でスタメンを外れた宮崎敏郎内野手に代わり、「2番・三塁」で先発するなど、ユーティリティプレーヤーとして扱われている。
スタメンで遊撃を守った5日には、三浦大輔監督が「いきなり先頭打者の打球が飛んでいきましたが、落ち着いてプレーしてくれていた」と苦笑した通り、初回先頭の梶谷隆幸外野手が放った三遊間の打球を、シングルハンドで軽快にさばいたのをはじめ、3つの遊ゴロを無難に処理した。
3回の攻撃では、先頭の1番・佐野恵太外野手が右前打で出塁した後、林が初球にきっちり送りバントを決め、続く3番・宮崎の中堅フェンス直撃の先制適時二塁打につなげた。得点にはつながらなかったものの、2点リードで迎えた8回にも、1死から佐野が四球を選ぶと、林がバントで二塁へ送った。