侍の世界一支えた“最強投手陣”のその後 日米制圧の防御率0.49、後遺症の気配なし
リリーフ投手も軒並み好成績…松井、湯浅はクローザーでフル回転
NPBでもリリーフを務める投手では、松井裕樹投手(楽天)がすでに3試合に投げ3セーブ。5日の西武戦では史上最年少の通算200セーブも記録した。3回を投げいまだ無失点、計4奪三振で奪三振率は12.00に及ぶ。大勢投手(巨人)は2日の中日戦にリリーフし今季初セーブ。1回で被安打0、奪三振1、無失点という内容だった。
湯浅京己投手(阪神)はすでに4試合にリリーフし、3セーブ、1ホールドとフル回転。計4イニングを投げ無失点、奪三振も4つと内容も伴っている。昨季前半まで育成選手だったというシンデレラストーリーで話題となった宇田川優希投手(オリックス)は、3試合に登板し2ホールドを記録している。2回1/3を投げて1失点で防御率は3.86。被安打はまだ1本に留めている。
WBCでは途中で合流し、登板機会のなかった山崎颯一郎投手(オリックス)は3試合にリリーフし1ホールド、計3回を投げて無失点、5奪三振を記録している。逆に途中離脱した栗林良吏投手(広島)はここまで3試合に投げ、1敗2セーブという成績だ。
残した記録で見れば、ここまで今永昇太投手(DeNA)以外はマウンドに上がり、合計7勝1敗9セーブ、73回1/3を投げわずか4失点で防御率0.49と圧倒的。米国から戻って、環境の違いに戸惑っている選手は少ないように見える。ただ、早くの実戦に合わせて仕上げただけにシーズンは例年より長い。最後までこの勢いを続けられるか注目されそうだ。
(Full-Count編集部)