「韓国の大谷翔平」夢見る18歳の現実　開幕1軍も2試合で2軍へ…二刀流実現には“壁”

投手の才能評価する監督も…本音は「打者に重点を置いてほしい」

「もちろん、本人が投手で出たいと言ったからといって、出られるということではない」とするホン・ウォンギ監督も「投手の感覚を維持するには、登板も並行して進めていく」との計画を明かす。投手としての才能についても一定の評価をしており「体格も、ボールを投げる感覚もいい選手だ。本人もそれを知っているから欲が出るのだろう。オープン戦を通じて、思ったよりもプロの壁が高いと感じたのではないか」と話している。

　ただ記事によると、指揮官はキム・ゴンヒに「打者に集中してほしい」と願っているのだという。「早く1軍定着するには打撃に集中し、大砲の多い一塁手としてプレーするのがいいと思う。個人的には打者に重点を置いてほしい」と口にしている。

　大谷が日本ハムに入団した当時、栗山英樹監督をはじめとした球団側は二刀流として伸ばして行くことは一致していたものの、その方法については試行錯誤があった。キム・ゴンヒはこれからどういう野球人生を歩むのか。二刀流という道には倍の苦難があることだけは、間違いなさそうだ。

（Full-Count編集部）