辛口NYメディアも絶賛…連勝の千賀滉大は「評判通り」 最強デグロムとの比較も
本拠地での初登板で今季2勝目…辛口メディアも大絶賛
■メッツ 5ー2 マーリンズ(日本時間9日・ニューヨーク)
今季からメッツでプレーする千賀滉大投手は、8日(日本時間9日)に本拠地で行われたマーリンズ戦に先発し、6回を1失点、6奪三振の好投で早くも2勝目を挙げた。辛口で鳴らすニューヨークのメディアも、このパフォーマンスには絶賛の嵐だ。
地元放送局「SNY」は、千賀の投球は「圧倒的」だったと紹介している。特に初回1死から連続安打でピンチを迎えるも、無失点で切り抜けたことを評価しており「これまでのメジャーリーグでのキャリアにおいて、センガは確かに評判通りに思える」と伝えている。
また地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「コウダイ・センガがメッツ本拠地で(マーリンズを)支配する」「センガのMLB2度目の登板は、デビュー戦をも上回った」と、メジャー初勝利を挙げた2日(同3日)の登板からも真価が見られるとした。
ニュージャージー州のメディア「ノースジャージー.com」は「センガがメッツファンがお決まりの時間に見る存在になるのに、時間はかからなかった」と紹介。「何年もの間、メッツファンはジェイコブ・デグロム(現レンジャーズ)の100マイルの直球と、それと同等の威力を持つスライダーに酔いしれていた。センガは違う球種で魅了するのだ」と、メジャー屈指の好投手と比較している。さらに時速100マイル(約161キロ)の直球と“ゴーストフォーク”に加え、スライダーやカットボールも「効果的」だとしている。
ニューヨークでレポーターとして活動するMLB公式のデビッド・アドラー記者は、この2試合で続けて打者のヘルメットを吹っ飛ばすほどの落差を見せているフォークボールについて「道具を奪い去るポルターガイスト(特異現象)」と表現していた。
(Full-Count編集部)