不運連発…ダルビッシュは「責められない」 監督かばう「ファウルになると思った」

メッツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
メッツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

7回途中5失点で初黒星もメルビン監督「前回より良かった」

■メッツ 5ー0 パドレス(日本時間11日・ニューヨーク)

 パドレスのダルビッシュ有投手が10日(日本時間11日)、敵地で行われたメッツ戦に先発し、6回1/3を投げ6安打5失点、5奪三振2四死球で今季初黒星を喫した。不運がありながらも104球を投げた右腕を、メルビン監督は「前回より良かった。前回と比べ物にならないくらい球にキレがあった。変化球も前回と比べて良かったし、速球の制球も出来ていた。(前回と比べて)雲泥の差だった」と称えた。

 7回だった。先頭に左翼線二塁打され、続くギヨーメが三塁線に試みたバントはライン上を切れそうで切れずに安打に。ピンチを広げると、左犠飛で3点目を失った。さらに続くニドのボテボテのゴロも三塁ライン上で止まった。見送った打球が2度もフェアとなり、まさかの形で一、二塁と走者を残して2番手のヒルにマウンドを譲った。指揮官は「バントヒットとスイングバントヒットがあった。状態は良かったけど、あの回を乗り切ることができなかった」「最初の打球は、ファウルになると思っていた」とかばった。

 6回を終えて92球を投じていたが、7回のマウンドにも送り出した。「4巡目まで投げさせるつもりはなかった。1番(のニモ)にティミー(ヒル)を投げさせる準備ができていた。ラインに転がる不運なヒットが続いてしまった。そして、先頭打者として二塁打を放ったキャナを称えないといけない」と説明。最後まで「先頭のキャナに打たれたことしか責められない。試合を通して、状態は良かったと思う。彼が100球投げることはいいことだ」とダルビッシュを評価していた。

(Full-Count編集部)

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