大谷翔平の“2cm”に見えたリーダーの資質 メキシコ監督に残る敗戦の清々しさ「幸運だ」

大谷翔平が率いる侍ジャパンとの再戦も心待ちにしている【写真:ロイター】
大谷翔平が率いる侍ジャパンとの再戦も心待ちにしている【写真:ロイター】

WBCメキシコ監督は続投&侍ジャパンとの再戦に意欲「実現するといい」

 大会終了後、大谷から「メキシコ戦はタフだった」と言われたという。負けてもどこか清々しさが残ったという。

「本当はショウが出場しないことを望んでいた(笑)。だけど、ショウと対戦できたことは素晴らしい体験だった。世界一の野球選手だ。エンゼルスのコーチとしてプレーを毎日見られることは幸運だ。個人的な意見だが、歴史上で最高の選手かもしれないと思っている」

「それに素晴らしい人間性の持ち主だ。一挙手一投足を見られる私は幸運だ。去年はMVPを獲得すべきだったし、今年もMVPを獲得するだろう。本当に信じられない選手だ」

 ギルコーチは3年後の2026年WBCも「もう1度優勝に向かって頑張ってみたい」と、メキシコ代表監督を務めることに意欲を見せている。

「実現するといいね。優勝を目指すのであれば、ほぼ間違いなく最高のチームである米国、ドミニカ共和国や日本と対戦しなければいけないからね」

 大谷翔平が率いる侍ジャパンとの再戦も心待ちにしている。

 ○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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