審判と鷹・藤本監督が“ダブルリクエスト”の珍事 一連のプレーで2度のリプレー検証実施
野村が放った打球で本塁打かどうかと本塁タッチプレーにリクエスト
■ソフトバンク ー 日本ハム(12日・PayPayドーム)
12日にPayPayドームで行われたソフトバンク対日本ハム戦で“ダブルリクエスト”の珍事が起こった。一連のプレーで審判団によるリクエストと、ソフトバンクベンチからのリクエストが重なる場面があった。
4回無死一塁の場面だった。日本ハムの野村佑希内野手が放った打球は中堅フェンスを直撃。二塁打となり、中継プレーでボールは本塁に転送された。一走の清宮幸太郎内野手は本塁へと滑り込み、セーフと判定された。
このプレーでソフトバンクの藤本博史監督は本塁クロススプレーの判定についてリクエストを要求した。審判団が集まると、まず打球がフェンスの本塁打識別線を超えていたのではないか協議。有隅三塁塁審がマイクを持って場内に「審判員自らリクエストします」とアナウンスした。打球が識別線を超えていたかについてリプレー検証が実施された。
検証の結果、打球は判定通りフェンス直撃の二塁打と判定された。続いて、ソフトバンク側のリクエストに対してのリプレー検証が行われ、本塁でのクロスプレーの判定はアウトへと覆った。