西武、今井達也のノーヒットノーランならず…“あと5人”から安打許し場内ため息

8回1死…安田尚憲の左前打で記録はついえる

■西武 ー ロッテ（13日・県営大宮）

　西武の今井達也投手は13日、埼玉・県営大宮球場で行われたロッテ戦に先発し、8回1死まで無安打無得点投球を続けたものの、安田尚憲内野手に左前打を許してノーヒット・ノーランを逃した。達成していればプロ野球史上99度目（88人目）の大記録だった。

　今井は4回まで一人の走者も出すことなく12人で終えると、5回先頭の山口航輝外野手に死球を与えた。ただ1死後、佐藤都志也を2ゴロ併殺に仕留めてしのぐ。6回にも2死から平沢大河内野手に四球を与えたが、今春好調の藤原恭大外野手を空振り三振に仕留めた。

　7回には先頭の藤岡裕大内野手に四球を与え、中村奨吾内野手を三ゴロ併殺に打ち取った。続く山口は二遊間後方へフライを打ち上げ、これを二塁手の外崎がグラブに当てて落球。記録は失策となった。続くグレゴリー・ポランコ外野手を右邪飛に打ち取り、無安打更新は続いた。

　8回、先頭の佐藤都志也捕手を二ゴロに打ち取り1死。記録まであと5人に迫った。ここで安田にカウント1-2からの4球目、外角への151キロ直球を左前に運ばれた。

　今井は2016年のドラフトで西武から1位指名を受け、作新学院高（栃木）から入団。昨季までは1軍91試合に投げ通算28勝27敗という成績だった。

（Full-Count編集部）