千賀滉大の“ポスター没収” 不人気な敵地の対応に皮肉「怒るほど観客入ってない」
アスレチックス本拠地での「警備員の行動」に注目集まる
■メッツ 17ー6 アスレチックス(日本時間15日・オークランド)
メッツの千賀滉大投手がアスレチックス戦に先発した14日(日本時間15日)、敵地のスタンドで起きた“ちょっとした行動”にファンが呆れ顔をしている。千賀のお化けフォークにちなんだ「ゴーストポスター」が客席に貼られていたところ、警備員があっさり没収。紋切り型の対応に「全くもって痛ましい」「なんで? 楽しませてあげてよ」との声が上がった。
メッツの試合を放送するニューヨークの放送局「SNY」では、実況のゲイリー・コーエン氏が「お化けフォークの貼り紙をはがすよう言われたんですか? いいじゃないですか、ねえ。遊び心でやってるのに」とため息。解説のロン・ダーリング氏も「怒るって言っても、怒るほど観客も入ってないですしね」と言い放った。
昨季ア・リーグ西地区最下位に沈み、今季もすでに最下位と低迷するアスレチックスの本拠地は、ほぼ毎試合で閑古鳥が鳴くほどガラガラ。警備員は自分の仕事をしただけだが、ポスターが貼っていようがいまいが客席のオペレーションには大差ない状況なだけに、ファンの皮肉のひとつでも言いたくなった様子。SNSには「来ているファンの数よりお化けフォーク表示のほうが多い」「まさにゴーストバスターズ」などのコメントが並んだ。
千賀は5回途中7安打4失点で自身3連勝はお預けに。一方のアスレチックスは17失点で大惨敗。ファンの中には「よお、アスレチックス、この表示をみたくないならそんなに三振するな」「球界ワーストのチームは楽しむことも許されないってことかね」とチクリと刺す声もあった。