情報過多の現代も…技術習得は「コツコツと」 鷹・東浜が伝えたい“継続”の重要性
鷹・東浜「コツコツやることでしか技術は付いてこない」
プロ野球選手になるには、どのようなトレーニングが必要になるのか。2017年に最多勝を獲得するなど、ソフトバンクの先発陣を支える東浜巨投手は「毎日コツコツ、地味なことをやっていくことが大事」と、子どもたちにアドバイスを送る。
昔は野球の技術やトレーニング方法を学ぶには、指導者の教えを実践するくらいしか方法がなかった。しかし、現在は一流のプロ野球選手や、“専門家”による動画などをインターネット上で見ることができる。情報があふれ、誰もが簡単に取り入れやすい環境になった。ただ、全てを取り入れることは不可能。見極め、取捨選択することも必要になってくる。
現役プロ野球選手は現状をどのようにとらえているのか。沖縄尚学、亜大を経て2012年ドラフト1位でソフトバンクに入団し、NPB通算65勝を積み上げてきた東浜は「今は色んな理論とかが、すぐ目に入ってくる時代。SNSが主流で情報が多すぎて、中には危険性あるよねっていう情報もあります」と指摘する。
子どもの段階でやるべき練習については「各々が経歴、環境が違う。やっておいた方がいいっていうのはない」と自身の考えを語る。その上で「僕の場合は毎日ボールを投げていた。投げなくてもシャドーをやったり。そういったことをコツコツやることでしか技術は付いてこないと思う」と、継続することが重要と主張する。
もちろん、昔では得られなかった“情報”が手に入ることはプラスと考えている。「色んな情報を取り入れるのは大事ですが、自分で選択できるようになればいい」。本当に必要な理論なのか、取捨選択する判断力が成長につながっていく。
(First-Pitch編集部)
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