不正疑われCY賞投手“ブチギレ”…退場処分にファン憤慨「無礼」「彼はズルしない」

退場処分を受けたメッツのマックス・シャーザー(右から2人目)【写真:ロイター】
退場処分を受けたメッツのマックス・シャーザー(右から2人目)【写真:ロイター】

シャーザーが、ロジンの使い方をめぐって退場…10試合の出場停止処分の可能性も

■メッツ 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)

 メッツのマックス・シャーザー投手が19日(日本時間20日)敵地でのドジャース戦に先発登板し、不正物質が手に付いていたとして退場処分となった。3回まで1安打無失点の投球を披露するも、4回に審判団からチェックを受け、激しい口論の末に退場となった。MLB公式サイトでは、シャーザーがもし不正に粘着物質を使用したと大リーグ機構が決定した場合は「10試合の出場停止処分になるだろう」と報じられている。

 シャーザーは自身の両手を審判団に見せ“潔白”を猛アピール。白熱した議論の後、イニング間に退場となった。ニューヨーク放送局「SNY」では、シャーザーは「彼(審判)は『私の手がベタベタしすぎだ』と、言った。私は『子どもの命を賭けても(ロジン以外)何も使っていない』と、誓う。これは、汗とロジンによるものだ」と“無罪”を強く訴えている。

 MLB公式サイトでは「シャーザーは2回裏の前に普段通りの異物チェックを受け、3回のマウンドに戻ると審判団にグラブを新しいのに変えるよう命じられた」と説明されている。審判団の要望に応じたシャーザーだが、最終的に一塁塁審のカジー氏が退場を宣告した。

 今季年俸4333万ドル(約58億4000万円)でサイ・ヤング賞に3度輝いている投手の退場劇に「偉大な選手の1人に対して無礼だ」「白熱もしていないし、彼はズルをする人間でもない」とファンからは擁護の声が多く見られる。また、シャーザーがもし10試合の出場停止処分に直面した場合、不服申し立てができる。今後の動きに注目が集まる。

【実際の様子】シャーザーが両手を見せてブチギレ“抗議”も… 審判団は首を横に振る

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