開幕投手がわずか3週間弱で“解雇” 元西武助っ人が韓国で直面した厳しい現実

元西武のバーチ・スミス【写真:宮脇広久】
元西武のバーチ・スミス【写真:宮脇広久】

昨季西武でプレーしたスミスは1億800万円で韓国ハンファ入りしていた

 今季から80万ドル(約1億800万円)で韓国プロ野球のハンファに入団した元西武のバーチ・スミス投手が、開幕から1か月も経たずに自由契約となった。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。

 同サイトによると、ハンファは左腕のリカルド・サンチェスと40万ドル(約5400万円)と契約したことを発表。サンチェスは、右肩を痛めて自由契約となった右腕のバーチ・スミスのロースター枠を手に入れることになる。「スミスは怪我によってチームや選手が望むようないい結果にはならなかった」とした。

 昨季西武で20試合に登板して1勝1敗4ホールド、防御率3.29だったスミス。今季から韓国に渡ると、オープン戦では1試合登板ながら開幕投手に抜擢された。1日に大役を務めたが、3回に肩の痛みを自ら訴え降板。ローテーションの中心として期待されながら、2回2/3を投げ2失点でチームを去ることになった。韓国では各球団の外国人枠が3人に限られていることもあり、早い“見切り”となってしまった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND