藤浪晋太郎は「自信を持てていない」 指揮官落胆…制球難との「戦いが続いている」
スプリットに頼るも…コッツェイ監督「逃げ切れない」
■レンジャーズ 18ー3 アスレチックス(日本時間23日・アーリントン)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手が22日(日本時間23日)、敵地で行われたレンジャーズ戦に先発も、いずれもメジャーワーストタイの2回1/3を8失点KO。72球を投げて7安打2奪三振4四死球2暴投で4敗目を喫し、メジャー4度目の登板も初勝利は遠かった。マーク・コッツェイ監督は「今夜、彼が直球に自信が持てていないことは早々に明らかになった」と落胆の色を隠せなかった。
アスレチックス放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」の試合後のインタビューで、指揮官は「フジは直球のコマンド(ピンポイントの制球力)、そして直球に自信を持つこと、そして直球でストライクを取ることについては、戦いが続いている」と指摘した。
直球に自信が持てず、選択したスプリットもはじき返された。「スプリットに頼った結果、決め球ではなくストライクを取る球になった。相手は非常にいい打者ばかりだ。91マイルでゾーンに入ってくるスプリットには対処できる。彼はそれをストライクゾーンに、ど真ん中に投げざるを得なくなった。残念なことに、このレベルの野球ではそれをしては逃げ切れない」と手厳しかった。藤浪はこれで4戦計24失点で防御率14.40。早くも正念場を迎えている。