打者に“惑わされた”球審は「酷い」　指さしアピールの死球が「アカデミー賞もの」

疑惑の判定に“猛抗議”で指揮官退場、ファン「かすったのかな？」

■フィリーズ 4ー3 ロッキーズ（日本時間22日・フィラデルフィア）

　まさかの判定に抗議し、退場となったロッキーズのバド・ブラック監督に同情の声が上がっている。21日（日本時間22日）に行われたフィリーズ対ロッキーズの試合で、打者の訴えを鵜呑みし“疑惑の死球”となった判定にファンは「打者の演技はアカデミー賞もの」「もしこれが本当なら審判は酷い。見たとおりに判定すべき」などの声が続出。さらに、死球判定を下した球審に説明を求めたブラック監督が退場処分となる“悲劇”も起きた。

　問題のシーンは、4回無死一、二塁の場面でロッキーズ先発のノア・デービス投手がフィリーズのJT・リアルミュート捕手の内角高めに投じた1球だった。左肘をかすめたかどうか微妙な1球だったが、リアルミュートは一塁を指差して歩を進めた。すると、球審は死球を宣告した。この判定に疑問を持ったブラック監督は、球審に判定を確認のため“猛抗議”。抗議が長く続き、最後は退場処分となった。

　この様子を米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターで動画で公開すると「きわどくもない」「あの審判はリアルミュートが一塁を指さすまで判定しなかった」など、球審を非難する声が相次いだ。さらには「かすったのかな？　腕の毛にボールが振れただけでも、死球にはなる」と、際どい判定に疑問を抱くファンも見られた。