子どもに伝えたいノムさんの“ID野球” 受け継いだ沢村賞右腕が教える「考え方」

元ヤクルトの川崎憲次郎氏【写真:編集部】
元ヤクルトの川崎憲次郎氏【写真:編集部】

元燕・川崎憲次郎氏は野村監督が就任した1990年に自身初の2桁勝利をマーク

 野球で結果を残すためには、先を予測しどれだけ“準備”できるかが鍵を握る。最多勝や沢村賞に輝いた元ヤクルトの川崎憲次郎氏は、少年少女に向け「野球の基本は準備」とアドバイスを送る。根底にあるのは入団2年目の1990年から9年間指導を受けた恩師・野村克也さんの言葉だ。

 川崎氏がブレークしたのはプロ2年目の1990年。野村さんが監督に就任し、データを駆使した「ID野球」を叩き込まれ自身初の2桁勝利(12勝13敗)を挙げた。その後も先発ローテに定着し4度のリーグ優勝&3度の日本一を経験。1993年に日本シリーズMVP、1998年には17勝で最多勝&沢村賞に輝き球界を代表する投手になった。

 野村さんからはカウントによって変わる打者心理など、ただ投げるだけでなく“先を読む力”を教わり投球術に生かしていった。ミーティング内容をまとめた「野村ノート」は今も大切にしており、「野村ID野球の基本は考える力と考える習慣です。準備野球が根底にありました」と明かす。

 子どもたちに“野村野球”は時期尚早だろう。だが「細かい準備をすることで断然、得になる」と力説する。試合中に突然、代打やリリーフなどを伝えられても「打者は振れないし、投手も投げることはできません」。

 試合展開を読みながら相手投手の観察やスイング、事前の準備などをすることで必ず結果は変わってくる。考える力、考える習慣は必ず試合に生きてくる。野村さんが推奨してきた“準備野球”は不変の真理だろう。

(First-Pitch編集部)

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